作品は一時的なものでいずれ消え去ります。長い時間をかけて忘れ去られるものもあるでしょうし、何度も修復されて保存されるものもあるでしょうが、いずれ消え去ります。しかし作品の存在はかたちを持つことのみではないと思います。作品は記憶と共に思考によって伝わります。それももはや作品とも呼べないような変化を伴って人類のうちに宿るのです。芸術と呼ばれるものが出現してから3万年程経ちます。そしてこの数百年でさまざまな形態をもつようになり、いったい“芸術”とは何かわからなくなってしまいそうですが、心を落ち着けて静かに向き合うことのできるのは、目の前にある一つの作品のみです。それに対して、芸術かどうかを心で受けとめるのみです。情報に惑わされず、同時代から何を受け取り、何を返すことができるでしょうか。作家は慎重に選択します。私の場合は自然でした。自然と思えるものやことに反応して制作するのです。
AICHI GENE –some floating affairs- /2010より







1983 岐阜県土岐市生まれ愛知県在住
2007 名古屋芸術大学美術学部造形科卒業
2009 愛知県立芸術大学美術研究科彫刻領域修了
2012 愛知県立芸術大学博士後期課程単位取得退学






2011 Sculpture as poetry -詩としての彫刻-  L gallery/名古屋






2007 TOKONAMECH’07  元丸利陶管工場/愛知
2008 常滑フィールド・トリップ2008  常滑市やきもの散歩道周辺/愛知
2009 常滑フィールド・トリップ2009  常滑市やきもの散歩道周辺/愛知
2009 AICHI GENE-some floating affairs-
愛知県立芸術大学芸術資料館、 清洲市はるひ美術館、豊田市美術館/愛知
2010 常滑フィールド・トリップ2010  常滑市やきもの散歩道周辺/愛知
2012 ファン・デ・ナゴヤ美術展2012「緘黙する景色」  市民ギャラリー矢田/名古屋
2012 常滑フィールド・トリップ2012  Alternative space KAWABATA/愛知
2013 岐阜と宇宙民藝  なうふ現代/岐阜
2013 The book as ART  L gallery/名古屋
2013 愛岐トンネル群・アートプロジェクト2013「荒野ノヒカリ」  春日井/愛知






2009 愛知県立芸術大学 [ 詩としての彫刻 ]

石と発泡材
I caught a falling-leaf.
letter
Drops of leaf
Möbius score
Sand glass  

以上6点 立体作品/愛知